人のふり見て
人のふり見て我ふり直せってこともある。
あー、あの、前にも書いたかもなんだけど、
おれ情報工学とかいうハイカラな学問やってまして。
プログラムとか組んじゃうんですよ?
いや、組んじゃうんですよ。
で、なんつーか、説明しづらいんですけど、プログラムがうまく動かなとき、
その原因を突き止めて、それを直すデバックって作業があります。
まぁ、一言にデバックと言っても色々あって。
その中でもオーソドックスな方法1つがプリント文を挟む方法。
これは、プログラムの途中途中に画面に文字を出す命令を入れておいて、
どこまではちゃんと動いてるのか確かめる方法。
例えば、プログラムのテキトーなとこに、flag1,flag2,...
みたいにテキトーな文がでるように命令を書いておきます。
ほいで、プログラムを動かして、
flag1
flag2
flag3
....
終了
みたいになったら、flag3とflag4の間にないかミスがあることがわかるわけです。
で、実はこのflag1とかって文はなんでもよくて、通し番号さえついていればなんでもいいわけです。
うちの研究室の先輩なんかね、たぶん、研究続きで頭いかれちゃったんでしょうね、
この前、何を思ったか、
ウンチ1が出ました
ウンチ2が出ました
ウンチ3が出ました
....
終了
ウンチ4以降が便秘だーー!
とか言ってんのね!
アホか!
この歳でウンチって小学生か!
ウンチとかホントくだらない。
ウンコじゃなくてウンチってちょっとかわいい。
でも、ウンチはないっすよー、せんぱーい。
キモイ。
末っ子。
とか、みなさん言いたい放題。
で、おれはこのやりとりを横目で見ながら、内心スゴい傷ついてました。
だって...
おれのデスクトップ。
unkoって。
ウンチですらない、しかも、無機質にローマ字だよ!
いや、ほら、あの、ネットでどーでもいいファイルとか落とすときとか、
なんか一時的に保存しておきたいファイルってあるじゃないですか。
それ用のフォルダなんです。
新しいフォルダとかのままにしとくのもアレで、思いついた名前がunkoだったんです。
ないわー、unkoはないわー。
しかも、そんな時に限って先輩に見せなきゃいけないものがあって。
おれのパソコンを操作する先輩。
「そのファイルどこに入ってんの?」
「えっと、ユー、エヌ、ケー、オーってフォルダです」
「ああ、ウンコね」
人のふり見て我ふる直せってのはまさにこの事だ。

